奇跡のレッスン料理編「究極の一皿は”好奇心”から生まれる」に感銘を受けました!

夏期休暇中に、知人が録画してくれたDVD、NHKドキュメンタリー【奇跡のレッスン】の料理編(前編・後編)をようやく観てみました。

スペインのトップシェフ、アンドニさんの考え方とは。。。料理は芸術。知識と想像力を持って、毎日毎日作り続けてだんだんと良くなっていくもの。好奇心を持って世界の料理を食べ、料理やその土地の歴史も学ぶ。

まさに、私も共感!!こういうことが伝えたかったの〜と感激して、3回も観てしまいました♡

今まで私が旅をして、様々な土地の料理を食べた経験と味の記憶は決して消えることはなく、自分でその料理を再現したり、アレンジしたりと今でも進化し続けています。ちょっと大げさですが。でも、好奇心さえあれば、料理を通して世界中の人との交流に繋がると感じています。

=番組の内容=

アンドニさんの常識はずれの料理に子供たちは驚きの連続。1週間で子供たちの料理への考え方が大きく変わり、表情が明るくどんどん成長していく様子が見て取れました。最後はウルっと感動するエピソードもありです。

石川県の調理学校に通う10名の高校生たち。卒業後は地元の旅館の調理場に就職することが決まっている子、福祉施設で調理を目指す子、フランス留学を考えている子、パティシエを目指している子など。

今回のコーチは美食の街、スペインのサンセバスチャンの三ツ星シェフ、アンドニ・ルイス・アンドリュスさんです。"世界のトップレストランBEST50"で11年連続10位以内を獲得している実力派のシェフ。レストランは年に3ヶ月間休業し、25人のスタッフが一皿に200時間もかけて新しく独創的な料理を生み出しているそうです。



レッスンは『五感を刺激して驚きの一皿を』

良い食材を使えば、人を喜ばせることは簡単ですが、創作料理を作り出すには、五感すべてがどう影響するのかを知らないとアイデアを生み出せない。子供たちの五感を刺激して、最終日に自分たちで創作料理を作ります。

●味覚・・・他国の料理を知らずに、どうやって自分の国の料理を食べてもらえるのか?その国の料理を食べるということは、その国の人や文化を受け入れること。味覚をオープンにして、食べたことのないものを知って味覚の幅を広げる。

●視覚・・・頭で考えている思い込みを裏切る。一見お肉に見えるスイカや、殻まで食べられる卵など、アンドニさんのレストランではお客様に驚きを感じてもらえるように日々研究している。

●嗅覚・・・鼻なしで料理はできるのか?5つの違う香りを混ぜて実験する。一つ一つは違う香りでも合わさることによって素晴らしいハーモニーが生まれる。

●聴覚・・・アンドニさんは、中が空洞のメレンゲにエビなどを入れて焼き、手に取った時に赤ちゃんのガラガラのような音がでる料理を考案。

●触覚・・・聴覚と結びついている。シャキシャキと噛む音が楽しいと感じる。口はどこから始まっているのか?答えは食べ物を手に取った瞬間から始まる。口に運ぶ前に人はその料理をイメージし、味わい最後は脳に記憶される。

●第六感・・・歴史の味。食材の背景を知る。”いしる”という石川県に伝わる魚醤作りを見学に行く。ただ買った魚を調理するだけでなく、漁師さんのこと、伝統、作り方など、自分の目で見て歴史を学ぶ。料理を作るアイデアにつながる。


レシピを見て作ることだけが料理ではありません。自分なりのアイデアを自由に持って、失敗を繰り返して一皿を作り出します。料理教室では私が教えることがすべてではなく、生徒さんから学ぶこともたくさんあります。私も日々作り続けて、より良いものを作り出せるようになりたいと思います。





イタリア料理教室 ☆La Bellissima Casa☆

イタリア料理教室 ☆La Bellissima Casa☆

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